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- 公開日時 : 2019/08/26 09:00
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ToSTNeTの通信プロトコルで「東証」と「FIX」の違いを教えてください。
ToSTNeTの通信プロトコルで「東証」と「FIX」の違いを教えてください。
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回答
■東証プロトコル
・東京証券取引所が独自に規定したプロトコル。
・注文入力に関して、一問一答形式。
・東証プロトコルが保持する機能は以下のとおり。
1. データブロッキングによる電文の送信が可能。(注文:最大20件、通知:最大80件)
2. 通知の出力先を2箇所に設定することが可能。
3. 代行機能があり、1台の仮想サーバで最大3台まで仮想サーバの受付系・約定系の通知電文を代行先として指定が可能。また、指定した仮想サーバへ変更することも可能。
4. 再送機能として、通番を指定することで、受付系・約定系の通知電文を指定した東証プロトコル仮想サーバに出力することが可能。
5. 運用指示電文により、通番照会が可能。指定した仮想サーバより入力した一番最後の注文(ToSTNeT側において当該注文に対する入力保証電文が保証された状態を示した注文の内、その最終注文)のデータを照会できる。
■FIXプロトコル
・FIX V4.4(Errata)に準拠する世界共通のプロトコル。
・東証側のGWで東証プロトコルへの変換が行われた後、注文の処理が行われる。
・注文入力に関して、連続送信が可能。
・代行機能は無いが、東証プロトコルの仮想サーバを使って、代行元仮想サーバに指定することは可能。
・再送先仮想サーバに指定することはできないが、代替機能として、ResendRequest電文にてMsgSeqNumを指定することで、当該仮想サーバで受信した通知は再受信可能。
なお、東証・FIXプロトコルをまたいだ注文の変更・取消を行うことが可能です。(東証プロトコルで出した注文をFIXプロトコルで取消・変更することが可能です。FIXプロトコル→東証プロトコルも同様です。)
また、プロトコルをまたいだ変更・取消結果通知が仮想サーバに対して出力されます。(FIXプロトコルから新規注文を送信し、東証プロトコルで変更・取消を行った場合、FIX仮想サーバに送信される通知が通常と異なり、通知のCIordIDの先頭に99が出力されます。これをOneway通知といいます。)