TradeGuardのOrder Rate Limit(時間当たりの新規注文件数制限)は、
1/10秒内に、設定した上限値の1/10の数量を超える値に到達した場合、Breach(上限到達)します。
一方、注文を大量に発注した場合等、TradeGuardでのリスク管理が行われる前に注文が処理されるケースが考えられ、全てのケースで1/10秒で正確に計測されるものではありません。
例えば、以下の場合においては、Breach(上限到達)せず、発注を行うことができるケースは想定されます。
1. 発注を行うことができるケース
(1)利用者側のシステムにおいて1/10秒間の発注件数がOrder Rate Limit(時間当たりの新規注文件数制限)の上限値を超えた場合
又は
(2)J-GATEにおいて1/10秒間の発注件数がOrder Rate Limit(時間当たりの新規注文件数制限)の上限値を超えた場合
であるが、
(3)TradeGuardがJ-GATEから受信するデータを基に計測される1/10秒間の発注件数がOrder Rate Limit(時間当たりの新規注文件数制限)の上限を超えていない場合
また、以下の場合においては、Breach(上限到達)し、発注できなくなるケースも想定されます(※)。
2. 発注を行うことができないケース
(1)利用者側のシステムにおいて1/10秒間の発注件数がOrder Rate Limit(時間当たりの新規注文件数制限)の上限値を超えていない場合
又は
(2)J-GATEにおいて1/10秒間の発注件数がOrder Rate Limit(時間当たりの新規注文件数制限)の上限値を超えていない場合
であるが、
(3)TradeGuardがJ-GATEから受信するデータを基に計測される1/10秒間の発注件数がOrder Rate Limit(時間当たりの新規注文件数制限)の上限を超えた場合
(※)このようなケースでBreach(上限到達)を避けるためには、利用者側のシステムにおいて制御している1/10秒間の発注件数より一定程度大きい値を、TradeGuardのOrder Rate Limit(時間当たりの新規注文件数制限)に設定するという方策が考えられます。